住宅を設計事務所に依頼するデメリットとは?
住宅を設計事務所に依頼するデメリットとは?
設計事務所は工務店やハウスメーカーとは異なり、専門性が高く敷居が高い感じがします。
建築士に依頼するため安全性を考慮しつつ、デザイン豊かな家にすることができるのですが、デメリットもあります。
設計事務所に依頼するデメリットとしては、工事の金額がすぐに確定することはないこと、設計から完成までの時間がかかること、土地探しは自分で行わなくてはならないことがあげられます。
見積書が提出されるのは、図面を描いてからとなるので、具体的に家の形や設備などが決まらないと判明しません。
ハウスメーカーのように建築素材が一定の金額でないため市場に影響され、建設時期によって変動もあります。
そのため何度か金額を調整する必要があり、具体的な予算はある程度時間が経たないと出てきません。
時間が必要なのは詳細の図面を描くことが多いため図面の枚数が増える、詳細図を積算してから見積もりをしている、などのことが関係しています。
基本設計が3か月、見積もりが2か月、工事の準備や施工で6か月ほどかかるのでトータルで1年以上は必要です。
設計事務所は工務店やハウスメーカーよりも費用がかかってしまう
自由なデザインで住宅を作れる設計事務所ですが、工務店やハウスメーカーよりも費用がかかってしまう点には注意が必要でしょう。
しっかりとした設計をするためには費用がかかります。
施主と設計事務所で打ち合わせや相談を何度も重ねて設計図を完成に近づけていきますが、相談回数によってはさらに費用がかかる可能性があります。
また、現地調査や施工管理を実施すると費用はさらに割高になるでしょう。
使用する素材にこだわりがあったり、海外からの取り寄せを行ったりといった場合にも料金がかさみます。
工務店やハウスメーカーよりも費用がかかってしまうのが設計事務所の難点ですが、施主が作りたい家を自由に作れる、ユニークなデザインでも対応してもらえるなどのメリットも多く存在しています。
設計に時間と費用が必要な一方、他にはない自分だけの理想の家を作り上げることも可能です。
費用についてはあらかじめ理解してから設計事務所を探すことをおすすめします。